はじめに
秋の味覚といえば「栗」。
ホクホクと甘く、つい愛犬にも「少しなら大丈夫かな?」とあげたくなりますよね。
でも、犬にとって栗は本当に安全なのでしょうか?
この記事では、犬が栗を食べてもいい量・注意点・与え方・食べてはいけない状態を、
初心者の飼い主さんにもわかりやすく解説します。
🌰 犬は栗を食べてもいいの?
結論から言うと──
犬は「味付けなしのゆで栗・焼き栗」なら少量OKです。
栗には、
- 食物繊維
- ビタミンB群
- カリウム
- 鉄分
などが含まれており、体力回復や便通改善に役立ちます。
ただし、人間用の甘栗・栗ご飯・モンブランなどはNGです。
⚠️ 食べすぎ・加工栗に注意!NGな理由
| NG例 | 理由 |
|---|---|
| 甘栗・渋皮煮 | 砂糖や糖分が多く肥満・糖尿病の原因に |
| 栗ご飯・栗きんとん | 塩分・調味料入りで腎臓や肝臓に負担 |
| 生栗・皮付き栗 | 消化が悪く、喉や腸に詰まる危険あり |
| 栗の渋皮 | 消化されにくく胃腸トラブルの原因に |
💬 ポイント:与える場合は必ず「ゆで栗」「焼き栗」を
冷ましてから皮をむき、5mm程度にカットして少量与えるのが安心です。
栗を食べることで得られるメリット
- エネルギー補給(炭水化物が豊富)
- 腸の働きを整える(食物繊維)
- 疲労回復(ビタミンB1)
- 血流促進・貧血予防(鉄分)
特にシニア犬や、秋冬に食欲が落ちる犬には、少量トッピングとしてフードに混ぜると栄養補助になります。
与えていい量の目安
| 体重 | 1日の目安量(ゆで栗) |
|---|---|
| 3kg(小型犬) | ½粒程度 |
| 6kg(中型犬) | 1粒程度 |
| 10kg以上(大型犬) | 1~2粒程度 |
※ 主食ではなく「おやつ」として与えるのが基本です。
※ 消化しにくいため、毎日ではなく週に1〜2回が目安。
🚨 こんなときはすぐに病院へ
- 大量に栗を食べた
- 殻・皮を飲み込んだ
- 嘔吐・下痢・ぐったりしている
💡 迷ったらすぐに動物病院へ
夜間や休日でも、救急対応病院に連絡しましょう。
安全に与えるためのコツ
- 皮・渋皮をしっかり除く
- 味付けは一切しない(塩・砂糖NG)
- 小さく刻む or ペースト状にする
- フードのトッピングやおやつ代わりに少量
手作り例(秋限定おやつ)
栗とかぼちゃのやさしいスイートボール
- ゆで栗(1個)
- ゆでかぼちゃ(大さじ1)
- ヨーグルト(無糖・小さじ1)
すべてをつぶして丸めるだけ。冷蔵庫で冷やしておやつに🍪
※ 甘みは自然な素材だけでOK!
まとめ
犬は栗を「味付けなし・少量」であれば安全に食べられます。
ただし、人間用の加工栗や甘栗はNGです。
- 生栗・皮付きは与えない
- 少量をトッピング程度に
- 栄養補助として秋限定で楽しむ
🍁 秋の味覚を愛犬と楽しむなら、「安全に・少しだけ」がポイントです。
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