はじめに
新しく子犬を迎えるとき、嬉しさの反面「どう育てたらいいんだろう?」と不安になる方も多いでしょう。
トイレ、食事、しつけ、散歩、シャンプー……。
どれも初めてだと戸惑うことばかりです。
この記事では、子犬を迎えてからの基本的な育て方を、初心者の方でも安心して実践できるように、順を追ってわかりやすく解説します。
子犬を迎える前に準備しておくもの
まずは、安心して過ごせる環境を整えましょう。
| 必要なアイテム | 目的 |
|---|---|
| サークル・ケージ | 安全な居場所・トイレトレーニングに活用 |
| ベッド・ブランケット | 温かく落ち着ける寝床を確保 |
| トイレトレー・シーツ | トイレ習慣をつけるため |
| 食器(フード・水用) | 衛生的なステンレス製や陶器製が◎ |
| 子犬用フード | 成長期に合った栄養バランス |
| おもちゃ | 噛み癖・ストレス解消に役立つ |
| ブラシ・シャンプー | 毛のケア・清潔維持のため |
💡 ポイント
- 新しい環境は子犬にとって大きなストレス。
- 迎え入れ初日は静かに過ごさせて、安心感を与えることが最優先です。
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子犬の生活スケジュールを整える
子犬の1日は「食事・睡眠・トイレ・遊び」で成り立っています。
| 時間帯 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 朝 | トイレ・ごはん | トイレのタイミングを覚えやすい時間帯 |
| 昼 | 遊び・しつけ練習 | 10〜15分程度で集中力が続く範囲 |
| 夕方 | 散歩デビュー準備・ごはん | ワクチン後から徐々に慣らす |
| 夜 | ゆったりタイム・就寝 | 夜泣きは無視せず安心できる声かけを |
生活リズムを整えることで、トイレや行動パターンが安定しやすくなります。
子犬のしつけ|最初の3ステップ

① 名前を覚えさせる
名前を呼んで反応したら、すぐに褒めてあげましょう。
「名前=良いことがある」と覚えさせるのがコツです。
② トイレトレーニング
最初は失敗して当然。叱らず、成功を褒めて定着させましょう。
トイレの場所を変えず、一貫性を持つことがポイントです。
③ 噛み癖・甘噛み対策
子犬は歯の生え変わり時期に“噛む”ことで安心します。
手を噛んだらすぐにおもちゃへ誘導し、正しい行動を覚えさせましょう。
子犬の食事|与え方と量の目安

🍼 フードの種類
- ドライタイプ(主流・歯の健康に良い)
- ウェットタイプ(嗜好性が高く食いつき◎)
- ミルク併用(離乳期〜生後2ヶ月頃まで)
🍽 食事の回数目安
| 月齢 | 回数 | ポイント |
|---|---|---|
| 生後2〜3ヶ月 | 1日4回 | 少量をこまめに |
| 生後4〜6ヶ月 | 1日3回 | 消化が安定 |
| 生後7ヶ月以降 | 1日2回 | 成犬食へ移行開始 |
💡 注意
人の食べ物は与えないようにしましょう。塩分・糖分が強く、健康被害を招く恐れがあります。
散歩と社会化の始め方

ワクチンが完了してからが本格的な散歩デビュー。
最初は短時間で、少しずつ外の音や匂いに慣れさせていきます。
- 散歩は1日2回、10〜15分程度から
- 人や犬、車、音に慣れさせる「社会化期(〜4ヶ月)」が大切
- 首輪やリードに慣れる練習は室内からスタート
シャンプーとお手入れ
トイプードルや小型犬は特に皮膚がデリケート。
生後2ヶ月以降、体調が安定してからシャンプーを始めましょう。
- シャンプーは月1〜2回程度でOK
- お湯はぬるめ(37〜38℃)
- ドライヤーは風量を弱め、熱を当てすぎない
子犬の健康チェックポイント
毎日の様子を観察して、少しの変化にも気づけるようにしましょう。
| チェック項目 | 正常の目安 |
|---|---|
| 食欲 | 毎食しっかり食べる |
| 排泄 | うんちが固すぎず柔らかすぎない |
| 元気 | 遊びたがる・反応が良い |
| 体重 | 週に1回チェック |
| 被毛 | つやがある・かゆがらない |
体調不良のサインが見られたら、早めに動物病院へ相談を。
まとめ
子犬の育て方で大切なのは、焦らず・褒めながら・少しずつ。
失敗を恐れずに、日々の成長を楽しみながら見守ることが、信頼関係を深める一番の近道です。
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