はじめに
「犬にバナナをあげても大丈夫?」
朝食やおやつにバナナを食べていると、愛犬がじっと見つめてくることがありますよね。
結論から言うと、バナナは犬が食べても大丈夫な果物です🍌
ただし、与える量や頻度、体調によっては注意が必要です。
この記事では、バナナを与えるときのポイントや、便秘・肥満など健康面での関係をわかりやすく解説します。
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バナナは犬が食べても大丈夫
バナナには、犬にとってうれしい栄養素がたっぷり含まれています。
- カリウム:体内の塩分を排出し、血圧や心臓の健康を保つ
- 食物繊維:腸の動きをサポートし、便通を整える
- ビタミンB群:エネルギー代謝を助け、疲労回復にも◎
- トリプトファン:気持ちを落ち着ける作用があり、ストレスケアにも役立つ
バナナは消化吸収が良く、胃腸が弱っているときやシニア犬のおやつにもおすすめです。
便秘・肥満との関係
便秘改善に役立つ
バナナに含まれる食物繊維(特に水溶性)は、腸の動きを整え、便をやわらかくしてくれます。
便秘気味の犬に少量与えると、自然なお通じをサポートする効果が期待できます。
与えすぎると肥満の原因に
一方で、糖質とカロリーが高めなので注意が必要です。
体の小さな犬では、毎日与えるとすぐカロリーオーバーになることも。
バナナ(約100g)=約90kcal
小型犬(5kg)のおやつ1日の目安=30〜40kcal
👉 つまり、「ひと口サイズを2〜3切れ」くらいが適量です。
与え方と注意点
安全に与えるポイント
- 皮は消化できないので必ずむく
- 小さくカットして喉に詰まらないようにする
- はじめて与えるときは少量(1cm角程度)から
- アレルギーや下痢がないか様子をみながら調整する
冷凍バナナを薄く切って与えるのも、夏のおやつにぴったりです🍧
🚫 食べない方がいいケース
- 糖尿病・肥満傾向の犬:糖分が多く、血糖値を上げやすい
- 腎臓病の犬:カリウム過多に注意が必要
- 下痢をしている犬:食物繊維でさらに腸が刺激されることがあります
こうした場合は、かかりつけの獣医師に相談してからにしましょう。
食べ過ぎ・誤食時の対処
もし大量に食べてしまった場合は、まずは落ち着いて経過観察を行いましょう。
- 嘔吐・下痢・ぐったりするなどの症状がある場合 → 早めに動物病院へ連絡
- 無症状でも、食べた量が多い(体重の5%以上)場合は、念のため相談を。
👉 全国の夜間救急病院は、 全国夜間救急動物病院検索サイトから検索できます。
まとめ
- バナナは犬が食べてもOKな果物
- 便秘改善・栄養補給に役立つが、与えすぎは肥満のもと
- 小さくカットして少量をおやつ感覚で
- 病気がある場合や食べ過ぎたときは獣医師に相談
やさしい甘さで人気のバナナ。
与え方と量を守れば、安心して一緒に楽しめるおやつになります🍌

