はじめに
愛犬が下痢や軟便をすると、「大丈夫かな?」「病院に行った方がいいの?」と心配になりますよね。
一時的な不調のこともあれば、病気のサインである場合もあります。
本記事では、犬の下痢・軟便の主な原因と家庭でできる応急ケア、そして動物病院を受診すべき目安をわかりやすく解説します。
愛犬の健康を守るための参考にしてください。
犬が下痢・軟便になる主な原因
1. 食事が原因
- フードの切り替えを急に行った
- 消化に悪いおやつを食べた
- アレルギー反応
消化器に負担がかかり、一時的に軟便や下痢が出やすくなります。
2. ストレス
- 環境の変化(引っ越し・旅行・家族の不在など)
- 運動不足や長時間の留守番
精神的な不安が胃腸に影響し、軟便として現れることがあります。
3. 季節・気温の変化
夏場の水分摂取不足や冬の冷えなど、体温調整が難しい季節に下痢・軟便が増える傾向があります。
4. 病気や感染症
- 寄生虫(回虫・ジアルジアなど)
- ウイルス感染(パルボウイルスなど)
- 消化器系疾患(炎症性腸疾患、膵炎 など)
繰り返す下痢や長引く軟便は、病気の可能性があるため注意が必要です。
家庭でできる応急ケア
- 半日~1日の絶食(子犬は避ける)
胃腸を休めるために有効。ただし水分はしっかり与えること。
- 消化に優しい食事へ切り替える
ふやかしたドッグフードや、消化器ケア用フードを与える。 👉 詳しくは 犬の消化器ケアフードおすすめ記事 をご覧ください
- こまめな水分補給
下痢で失われた水分を補うため、常に新鮮な水を与える。
- 生活環境を整える
冷えを防ぎ、ストレス要因を減らす。
動物病院に行くべき目安
以下のような症状が見られる場合は、すぐに受診をおすすめします。
- 下痢や軟便が 3日以上続く
- 血便・嘔吐・発熱を伴う
- 元気や食欲が明らかにない
- 子犬や老犬など体力が少ない子
特に「軟便だから大丈夫」と放置せず、繰り返す場合や長引く場合は必ず獣医師に相談しましょう。
予防のためにできること
- フードの切り替えは 1〜2週間かけて徐々に
- 生活リズムを整えてストレスを減らす
- 定期的な健康診断・便検査を受ける
まとめ
犬の下痢や軟便は、ちょっとした食事や環境の変化で起こることもあれば、病気のサインであることもあります。
- 一過性なら家庭でケア可能
- 長引いたり繰り返す場合は病院へ
愛犬の体調をよく観察し、早めの対応で安心できる毎日を過ごしましょう。

